2024.02.06
【企業紹介】株式会社土屋合成-「DXセレクション2023」準グランプリ受賞企業の特徴と強み
こんにちは。リージョナルキャリア群馬のコンサルタント、板橋です。
群馬県には自動車業界をはじめ多くのメーカーがありますが、今回は、プラスチックの射出成形品加工をしている「株式会社土屋合成」を紹介します。
(画像出典:株式会社土屋合成HP)
「価格」「納期」「品質」と三拍子揃ったプラスチック射出成形品加工メーカー
株式会社土屋合成は1972年に群馬県富岡市に創立された、プラスチックの精密射出成形加工を手掛けている企業で、現在は主に文房具や自動車、時計などの部品を製造しています。
創立から50年、地元富岡市に根付きながら、着実に業績を拡大してきました。同社の土屋社長によれば、これまでの成長の要因は主に「お客さまに恵まれたことにある」とのこと。
例えば、同社の主要顧客であり、30年来の取引がある大手文具メーカーの基幹工場では、安価で高品質な「メイドインジャパン文具」が生産されており、その需要が海外で急増。それに伴い、同社の売上も拡大しています。
さらに、EV(電気自動車)向けの高精度部品の受注も構想中で、文房具以外の分野にも事業領域を拡大しようとしています。
|企業プロフィール
|沿革
1972年12月 | 月群馬県富岡市七日市にて操業開始 |
---|---|
1992年1月 | 群馬県富岡市宇田に移転 |
1999年5月 | 新社屋完成、成形機31台配備 |
2000年10月 | 群馬県 1社1技術に認定 |
2006年1月 | 「有限会社土屋合成」から「株式会社土屋合成」へ商号変更 |
2006年12月 | ISO9001の取得(JVAC-QM0463) |
2012年5月 | 2色成形工場(第2工場)の完成 成形機41台配備 本屋棟西側 倉庫用敷地取得(1200㎡) |
2015年7月 | ISO9001再取得(Intertec10656-A) ISO14001取得(Intertec10656-B) |
2016年11月 | 第2工場の増設 |
2017年11月 | 新工場(第3工場)完成 |
2018年12月 | 「地域未来牽引企業」に選定 |
2021年12月 | 「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定 |
(参照:株式会社土屋合成HP)
経済産業省主催「DXセレクション2023」準グランプリ受賞
同社の一番の強みは、必要であればDX化などの業務改革を積極的に推進するそのスタンスにあると思います。
プラスチック製品は単価が低いため、大量生産・大量販売が定石であり、工場は24時間365日稼働しています。以前はシフト体制で完全に人力(アナログ)で対応していましたが、夜間や休日の勤務は人が集まらないこともあり、時には社長が自ら現場に入ることもあったそうです。
そういった背景もあり、積極的な先行投資としてDX化を推し進め、製造ラインにロボットや集中管理システムなど、早々にAIを導入し、省力化・自動化できる体制を整えてきました。
また社内には、製造や生産管理課などの若手社員が兼務する形で構成されている「DX課」が設置されています。同課はDX化推進の専門部署として、デジタルを利用した業務改善や効率化を目指しています。
2023年3月にはDXを活用した業務改革の成果が認められ、「DXセレクション2023」の準グランプリを受賞しました。
-DXセレクションとは
2022年に経済産業省が新たに開始した取り組み。DXに取り組む中堅・中小企業等のモデルケースとなるような優良事例を選定して紹介するもの。優良事例の選定・公表を通じて、地域内や業種内での横展開を図り、中堅・中小企業等におけるDXの推進並びに各地域での取組の活性化につなげていくことを目的とする。
株式会社土屋合成のTOPインタビュー
土屋社長は「製造機能を持っているシステム会社にしていきたい」という未来像を描かれており、そういったビジョンを共有できる人と一緒に働いていきたいとのこと。
また、「郷土愛がある方ならよりマッチする」とのことなので、業界経験者はもちろん、群馬で腰を据えて働き、「群馬を盛り上げていきたい!」という熱い思いをお持ちの方には、特にオススメできる企業です。
経営TOPインタビュー【群馬】株式会社土屋合成 - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア群馬
株式会社土屋合成の求人情報
同社では現在、生産管理や射出成形オペレーター、プラスチック加工金型のメンテナンス職などの採用を強化しています。
ご興味のある方は、下記より求人をご確認ください。
※募集状況によっては求人が表示されない場合がございます。あらかじめご了承ください。